皆様、お世話になっております。
Fiterre代表
星川です。
この度2周年に向けたサービスの改訂を実施致します。
その経緯と具体的な内容については以下をご覧くださいませ。
- 現状へのお礼と変更の経緯
- 現状の課題
- 課題に対する対処法
- 対処後の未来、修正計画
- 変更年表
はじめに
日頃より、当店をご愛願いただき誠にありがとうございます。
当店は2023年の出発から沢山の方に支えられて、「筋肉看板」として覚えていただける機会が増えて参りました。
これまで、出会った全ての方に感謝申し上げます。
そして、まだ出会ってない方に対しても興味を持っていただけたならこれほど嬉しいことはありません。
創業からドアの設置に失敗したり、開店からシステムもなしに始まってしまったりとバタバタ。いえ、ドッタバタのスタートを走った当店は少しずつ東小金井に根を張って人類筋肉補完計画を推進しております。
(冗談ですゴメンナサイ)
休みなしに働き続けた毎日もいつしか、仲間も3人増えて賑やかな毎日に変わりました。
今年は露出を増やしてより、「筋肉の人」としての知名度を確かなものにしてまいります。
当店はプライベートジムとしてマンツーマン指導による質の高いトレーニングをご提供させていただいておりますが、我々の理想とするジムづくりはまだまだ道半ばです。
現状、我々を含め多くのジムが抱える「課題」を紐解きながら我々の壁を皆様と歩み始めたいと思います。
「現状課題」
さて、これからは我々の抱える「課題」について可視化していきたいと思います。
パーソナルジム業界は新型コロナウィルスの影響を受け、閉鎖していく大型ジムの補助要素として急成長した個室型のジムです。
一人ひとりに向き合える反面、料金は高くなりがちでテレビCMで有名なパーソナルジムが席巻したことで認知度が上がったと言えるでしょう。
しかし、パーソナルジムは増え続け今では「飽和している」と囁かれるようになりました。
廃業が増加し、新規出店も加速していくこの業界では、新しい業態のパーソナルジムがどんどん増えていく。
いつしか、大きく分けて2つのパーソナル業界が時代を牽引するようになりました。
・権威性パーソナルジム
・格安パーソナルジム
前者は「医療系」、「柔道整復師監修」等の安心感を担保しているジム。
後者はライフサイクルに取り入れやすい手軽なジム。
どちらも素晴らしい業態で、皆様の生活に選択の幅を広げるきっかけとなるとても良いジムです。
でも、実際には医療行為を黙認していたり、業界内で貶め合って顧客を取り合う雰囲気の悪い業界になっています。
天邪鬼な僕はそのどちらよりも本質的で人の温もりを感じるサービスを創りたい。
全ての人に受け入れられる必要はありません。医療や格安のような”安心感”のあるサービスが良いという方はそちらをオススメさせていただきます。
それでも、頑張った後に自信のないまま一人で運動を続ける「自信を持つべき」人々を救える受け皿になりたい。
そこで思いついたのが、「Gym to Gym」:ジムに通うためのジムです。
「痩せる」、「筋肉をつける」だけではなく、根本的な問題(ジムに通う自信がない、挫折した経験)を成功体験に付随する「自信」という1点を以て通えるようにするためのプログラムをご提供するジムです。
「痩せる」や「変わる」を文言として広告競争や商戦を広げた結果、
「痩せたい」→「ジムに通う」→「痩せる」という工程で「からだを変える」ということを捉えている方が多くいらっしゃると考えています。
しかし、そこには一番必要な「あなた」という要素が欠落しているのです。
「痩せたい」→「自分でジムに通う」→「自分に合わせた運動を行う」→「結果を出す」→
「変わる自信を持つ」→「維持する」→最初に戻る。
上記のやや多い工程のサイクルが、フィットネスの原型です。
そして、我々パーソナルジムはこのうち「自分でジムに通う」、「自分に合わせた運動を行う」の2点において不安を抱える方に向けてトレーナーが一緒に歩むことで強制力を以て成功の確率を上げる仕事です。
「痩せる」、「結果が出る」などの文言を使った宣伝はあたかも我々の持ちうる知の結晶が皆様のからだを魔法のごとく変化させるようなイメージを持たせることでしょう。
はっきり言えば不安を持つ人々を狙った「霊感商法」です。
しかし、改善を試みても万人を変えられるプログラムをつくるのは至難の業。
モチベーションやライフステージなど、「人生」という定性的な要素を持つ人々の時間を使っていただく以上、
完全に定量的なサービスを提供することはできません。いや、するべきでないの方が正しいかもしれません。
それでも、なんとか多くの方が安心して「自分でジムに通う」、
「自分に合わせた運動を行う」を達成できるようにしたい。
試行錯誤を重ね、気づけば約2500件/年のセッションを実施するうちに一つの結論に辿り着きました。
「対処法と具体的な提供サービス」
私が考える対処法の結論は「結果を出すまで(過程)の徹底支援」です。
運動の最重要かつ最難関は「継続」です。
これは、前述の通りライフスタイルの少しの変化で揺らいでしまうもの。
「僕達」にしか出来ない寄り添い方をサービスにすることが自信のない人々の成長過程の礎になると信じています。
そのための具体的なサービスとして以下を試行します。
- お客様の要望の明確化と「お客様に沿ったトレーニング」の具体化(インフォームド・コンセント)
- 目標に対する努力量の整合性を可視化(マンスリーサマリー)
- 結果を「自信」と結びつけるフィードバックと毎セッションへのストーリー付与(Fitest)
- 属人的サービスと標準化サービスの明確化によるメンタークオリティの均一化(AI導入)
- 接点機会の増加とメンターとの関係深化(オンラインサポート)
「対処後の未来」
「成功体験」が生む「自信」
そこで、さらなる一歩を踏み出すための挑戦を試みる決定をいたしました。
トレーニングを変えたくないという方やプログラムを強制するものではありません。
あくまで「パーソナルトレーニング」。あなたのご要望に応じたトレーニング提供は大前提、
付加価値として我々の目指す「理想のプログラム」をお届けしたいと考えております。
「ボディメイク」の提供を放棄するわけではありません。
一緒に寄り添ってお客様自身で乗り越えられないところを一緒に乗り越える。
乗り越え方も覚えてしまえば気分で痩せて気分で辞める。自信と成功体験があれば挫折することはない。
「選択」を自信の人生に与えることができる。いわば「根本的需要」といえるこの問題を解決することに我々は存在価値を見出しているのです。
「ボディメイク」は一過性の体験ではない。
文明が栄えた今、「歩く」・「食べる」といった生活上の運動までもが簡略化し
消費カロリーのほぼ存在しない生活になっていることでしょう。
それでも、利便性に自分の意志で「選択」を与えることで自信や精神力までもがコントロールできるという
仮説のもと、継続的な体験をこの「ジムに通うためのジム」で感じていただけることでしょう。
この試みが皆様のパーソナルジムのイメージを大きく変えるものになることを信じて。
「改善案」
AI導入等によるクオリティ向上は現在のシステムを皆様の運動継続、目標達成への大きな手助けとなることを確信しています。しかし、まだまだ問題等もあるかと思いますのでこちらに予想される不測の事態とその場合の措置を明記します。
予測される事態
- 個人情報の保護によるAIの生成制限による、サービスの改善が考慮されるべき事由が発生した場合
→ChatGPTをクローズド環境で管理し、安全性を担保。 - 業務量の過負荷によりクオリティ維持が難しい場合
→宿題の生成を業務として外部に委託。 - 新サービスの有用性に検証が必要な場合。
→再度チームを編成し、顧客満足度、1on1ヒアリングで収集を実施
ジムのコンセプト見直し、3ヶ月以内に修正案を提案。
変更年表

最後に
私達はまだまだ皆様とともに成長過程のジム。だからこそ出来る皆様にお届け出来る最高の「価値」を模索しながら毎日を爆進してまいります。
「fifty one percent chance for everything.」
これは私の座右の銘です。「全ての物事は51%のチャンスがある。」という意味を込めて胸に刻んだ言葉です。
現代の環境は目まぐるしく変化し、情報は溢れるほど五感に与えられる。
我々の思考では、抱えきれないほどの速度で人生を追い風に押されていることでしょう。
時には向かい風に息が出来ないほど苦しむ方もいることでしょう。
時の流れに一喜一憂していては「からだ」も「こころ」もバッテリー切れになる。
そこで、全ての挑戦が思い通りになる確率を50%の「できる」「できない」に分けて
受け入れれば少しは頭のキャッシュを減らせるかも。と考えました。
私達に起きる50%に1%だけ自信を持つ。
信じた結果が1%の自信で起きたなら、日々の生活に感謝を。
起きなくても49%で起きる確率のあったことなら気にする必要はありません。
ジムでのトレーニングのように、
一回のトレーニングでは結果が出にくい長期目標であれば尚更役に立つことでしょう。
私たちは皆様の51%の自信をお借りして限りない挑戦の日々を過ごして参ります。
いつの日か出会った全ての人々が100%の勇気と笑顔で溢れる日を夢見て。
FIterre代表
星川