基礎知識8分

【保存版】ダンベルの正しい持ち方 — 手首を守り、効果を最大化する基本

ジムで誰も教えてくれない「持ち方」の基本。手首の角度、握りの強さ、指の位置…正しいグリップが怪我を防ぎ、効果を倍増させます。

F

Fiterre編集部

2026-01-28

はじめに:なぜ「持ち方」が重要なのか

ジムに通い始めて、最初に教わることは何でしょうか?

フォーム、呼吸、セット数…様々なことを教わりますが、「ダンベルの持ち方」を丁寧に教わった人は意外と少ないのではないでしょうか。

しかし、この「持ち方」こそが:

  • 手首の怪我を防ぐ
  • 狙った筋肉に効かせる
  • より重い重量を扱える
  • ための、最も基本的で重要なスキルなのです。


    1. グリップの3つの基本原則

    原則①:手首をニュートラルに保つ

    最も重要なのは、手首を「ニュートラルポジション」に保つことです。

    手首が背屈(手の甲側に曲がる)していると、手首関節に過度な負担がかかります。これは特に、ベンチプレスやショルダープレスで起こりやすい問題です。

    チェックポイント:

  • ダンベルを持ったとき、前腕とダンベルが一直線になっているか
  • 重量を上げたとき、手首が「くの字」に曲がっていないか
  • 原則②:握りは「適度に」

    「ダンベルを落とさないように」と思うあまり、強く握りすぎていませんか?

    過度なグリップ力は:

  • 前腕の疲労を早める
  • 肩や首に無駄な力が入る
  • メインターゲットへの意識が散漫になる
  • 理想的な握り方は、「落とさない程度に、しっかりと」。目安として、握力の50〜60%程度で十分です。

    原則③:ダンベルの「乗せる」位置

    ダンベルを指先で持っていませんか?それとも、手のひらの中央で持っていますか?

    正解は、手のひらの下部(手根部)にダンベルを乗せること。

    この位置で持つことで:

  • 手首への負担が最小化される
  • 前腕から手首、ダンベルまでが一直線になる
  • より大きな重量を安定して扱える

  • 2. 種目別・グリップのコツ

    ベンチプレス系(プレス動作)

    サムアラウンドグリップ(親指を巻きつける) を基本とします。

    ポイント:

  • ダンベルを手根部に乗せる
  • 親指と人差し指で「U字」を作り、しっかりロックする
  • 手首はニュートラルをキープ
  • よくある間違い:親指を外す「サムレスグリップ」は、ダンベル落下のリスクがあるため推奨しません。

    ローイング系(引く動作)

    引く動作では、「握る」よりも「引っ掛ける」 イメージが重要です。

    ポイント:

  • 小指側に力を入れる
  • 親指は軽く添える程度
  • 「ダンベルを握る」のではなく「肘を引く」意識
  • これにより、前腕の関与が減り、背中の筋肉を効果的に使えます。

    カール系(巻き上げる動作)

    アームカールでは、前腕の回外(手のひらを上に向ける) が重要です。

    ポイント:

  • スタートポジションで、小指がやや内側を向く
  • 巻き上げながら、徐々に小指を外側に回す
  • トップポジションで、しっかり回外させる
  • この「回外」の動きが、上腕二頭筋の収縮を最大化します。


    3. よくある質問

    Q. リストラップは使うべき?

    高重量を扱う場合や、手首に不安がある場合は積極的に使いましょう。ただし、リストラップに頼りすぎて基本的なグリップがおろそかにならないよう注意が必要です。

    Q. グローブは必要?

    必須ではありませんが、以下の場合は有効です:

  • 手のひらの皮が薄く、マメができやすい
  • 汗で滑りやすい
  • 衛生面が気になる
  • Q. 握力が弱いとダンベル種目は難しい?

    握力は後からでも鍛えられます。まずは適切な重量でフォームを身につけ、徐々に重量を上げていきましょう。


    まとめ

    正しいグリップは、すべてのトレーニングの土台です。

    3つの原則を意識するだけで:

  • 手首の怪我リスクが大幅に減る
  • 狙った筋肉に効かせやすくなる
  • 結果として、より重い重量が扱えるようになる
  • 「なんとなく」ダンベルを持つのをやめて、今日から意識してみてください。きっと、トレーニングの質が変わるはずです。

    F

    Fiterre編集部

    科学的根拠に基づいたトレーニング知識を、わかりやすくお届けします。 正しい知識で、安全で効果的なフィットネスライフを。

    Fiterreで無料体験

    From knowledge to practice

    知識を、実践に。

    記事で学んだことを、トレーナーと一緒に実践してみませんか?
    「なぜ」を理解しながら、正しいフォームを身につけられます。

    無料体験を予約する →