はじめに:なぜ「持ち方」が重要なのか
ジムに通い始めて、最初に教わることは何でしょうか?
フォーム、呼吸、セット数…様々なことを教わりますが、「ダンベルの持ち方」を丁寧に教わった人は意外と少ないのではないでしょうか。
しかし、この「持ち方」こそが:
ための、最も基本的で重要なスキルなのです。
1. グリップの3つの基本原則
原則①:手首をニュートラルに保つ
最も重要なのは、手首を「ニュートラルポジション」に保つことです。
手首が背屈(手の甲側に曲がる)していると、手首関節に過度な負担がかかります。これは特に、ベンチプレスやショルダープレスで起こりやすい問題です。
チェックポイント:
原則②:握りは「適度に」
「ダンベルを落とさないように」と思うあまり、強く握りすぎていませんか?
過度なグリップ力は:
理想的な握り方は、「落とさない程度に、しっかりと」。目安として、握力の50〜60%程度で十分です。
原則③:ダンベルの「乗せる」位置
ダンベルを指先で持っていませんか?それとも、手のひらの中央で持っていますか?
正解は、手のひらの下部(手根部)にダンベルを乗せること。
この位置で持つことで:
2. 種目別・グリップのコツ
ベンチプレス系(プレス動作)
サムアラウンドグリップ(親指を巻きつける) を基本とします。
ポイント:
よくある間違い:親指を外す「サムレスグリップ」は、ダンベル落下のリスクがあるため推奨しません。
ローイング系(引く動作)
引く動作では、「握る」よりも「引っ掛ける」 イメージが重要です。
ポイント:
これにより、前腕の関与が減り、背中の筋肉を効果的に使えます。
カール系(巻き上げる動作)
アームカールでは、前腕の回外(手のひらを上に向ける) が重要です。
ポイント:
この「回外」の動きが、上腕二頭筋の収縮を最大化します。
3. よくある質問
Q. リストラップは使うべき?
高重量を扱う場合や、手首に不安がある場合は積極的に使いましょう。ただし、リストラップに頼りすぎて基本的なグリップがおろそかにならないよう注意が必要です。
Q. グローブは必要?
必須ではありませんが、以下の場合は有効です:
Q. 握力が弱いとダンベル種目は難しい?
握力は後からでも鍛えられます。まずは適切な重量でフォームを身につけ、徐々に重量を上げていきましょう。
まとめ
正しいグリップは、すべてのトレーニングの土台です。
3つの原則を意識するだけで:
「なんとなく」ダンベルを持つのをやめて、今日から意識してみてください。きっと、トレーニングの質が変わるはずです。